
悲しみに暮れていたわけであるが、なんとペットロスになったのが、もう一匹の犬であった。
まったく覇気のない相方犬を見てて、これはもう一匹飼おうということになった。
ペットショップで買うよりは、恵まれない子達の里親になる方が絶対にいい。(個人的に子供についても同じ考えであるが他人に受け入れて貰えないこと多し)そこで、里親になることを母に提案し、チワワを探したところ、
候補犬3匹を発見した。
①今いてる犬によく似た子(ロングコート)
②死んだ犬によく似た色の子(ロングコート)
③死んだ犬によく似た顔の子(スムース)
私が気になるのは②、写真を見た瞬間「ちいちゃん」やなと思った。
飼うやろうな、とピンと来た。
母が気になるのは③、この子ええんちゃう?と。
写真を見ながら、不憫な過去から光を見出すように「ジョーティ」と名づけようと思った。
保護主さんに連絡を取り、ワンちゃんとご対面しようということに。
保護主さんは兵庫県の方で、車で2時間以内に行ける家の方でお譲りしたいということだった。
①すでにトライアル期間でもらわれるお家で生活してるとのことで
②&③の子達がやってきた。
②のワンちゃんの名前を聞いてみた。
想像通り、ちいちゃんだったので驚いた。
(その後ちいちゃんは様々な名前の候補の後、「アンコ」ちゃんとなる)
③の子は、12月いっぱいまでに引き取り手がないと保健所で殺処分されてしまうからというので保護主さんが引き取ったのだそうだ。
あまり貰い手もないような子だから、もらってほしいと切に願ってはった。
私的にも2匹とも飼いたいなと思うのだけれども飼うのは母なのでどうにもこうにも・・・。
ただ③の子が不憫でならない。
太ってるわ、ぶさいくやわ、心の病もあるわ、でどうしようもない。
しかしトライアルでとりあえず二匹とも一週間置いていくので様子見てほしいと保護主さんに頼まれ、私も二匹ともと言うので母もしぶしぶOKしてくれた。
さて、ジョーティ。母が呼べない。
保護主さんはチャロと呼んでいたようで、混じってしまい
「ジェロ」だの「ジャロ」だのと言う始末。
うちの旦那さんが太ってるからマツコでええやんと言うと
なぜかジョーティが反応し、それ以来マツコと呼んでいる。
しかし、ジョーティ改めマツコと名を変えて以来、元気はつらつ!
大の人気者となっている。
Twitterやらでも反響が凄くて、こちらも驚いている次第である。
なんだかんだでマツコを一番可愛がっているのは母であり
マツコも母にべったりになっている始末。
そんなわけで実家では、マツコをはじめとした3匹の犬と生活している今日この頃である。
子犬や子猫を買う需要があるため、流行犬や猫を繁殖させるビジネスが流行る。
売れ残った子が成長してしまって売れなかったり、
繁殖用のみに使われる犬や猫がもう若くなくなってしまった後
どうなるか知っている人がどれぐらいいるだろう?
猫においてはたくさん子を産むため、子猫達が処分されてしまう方が多い。
殺処分される現実とどのようにして処分されるかを知ってしまい
ペットショップで買うという選択はもうできない。
母親の愛情がまだ要る時期に引き離された母犬と子犬の情緒はどうなるだろう?と、いたたまれない気持ちになる。(※中には良いペットショップさんもあるかと思います。)
もしも犬や猫がほしいなと思われる方がいたら是非一度「里親」になること選択もあることを知ってほしいな、と心から願う。
保健所や動物保護の団体が開いている譲渡会がそれぞれの地域に必ずあるので、是非調べて頂きたいと思う。
ここに私が探したサイトなどを書けばいいのであろうが、
里親探しのサイトに里親詐欺などの事件が以前あり、裁判沙汰になった経緯が書かれてあったため、載せることはやめておく。
里親制度であれば、ペットショップのようなべらぼうに高い値段なんてハナからついていない。
命に値段なんてついていないのだから当たり前なのだけれど。
私はマツコたちが家にきてくれてほんまに良かったなと心から思う。
これはきっと召された犬からの私たちへのクリスマスプレゼントなんじゃなかろうか、とすら思う。
そんな師走・・・。

写真左より先住犬でペットロスになりかけたルル、マツコ、ちい改めアンコ