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イタドリの新茶

イタドリの茎をきんぴらにしたら美味しいと聞いて、イタドリ採集に出かけることに。
葉はどうしようかな〜と、調べていたらお茶に出来るなどと書いてあったので、じゃあお茶にしようかと。

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葉を見て、摘む時にふと思い出した「一芯三葉(いっしんさんよう)」という言葉。
紅茶教室で、新芽の先端、二枚目、三枚目の柔らかい部分を使うのが新茶と習った。
全くこの新芽がまさに一芯三葉になっている!
そうや、この新芽で新茶、それも煎茶を作ってみようか、と。

ナイロン袋に半分ぐらい新芽を摘み取って入れていく。
自分だけ飲む分だけなので、これぐらいで。(味もわからんし。)
茶葉もかなり縮むことやろうし。

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煎茶は発酵させないお茶、発酵を止めるために蒸しておくことが必要。

工程は三つ、
1:蒸す 2:揉む 3:乾燥させる
これだけ。
(ただし、2&3は数回繰り返し)

ということで帰宅後、まずは、蒸し。
茶葉を蒸し器で2〜3分蒸して、取り出したら、キッチンペーパーの上に置いて水気を取る。
そして揉み、さらに水気を取る。

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フライパンをあらかじめ熱しておいて(写真無し)、水気を切った茶葉を入れ弱火で炒って、さらに水気を飛ばす。徐々にふんわりとやわらかい茶葉の香りが・・・。
火から下ろした茶葉を両手で揉んで、水気がまた出て来たらまたフライパンで弱火で水気を飛ばし、、と水気がなくなるまで続ける。

お茶に近づいて来たけれど、お茶の葉ではないのよね・・・。
その辺で大発生、茂りまくりのただのイタドリっていうことなんですが。

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お天気がよければ、乾かし残し分を天日干ししてさらに水気一切をなくすようにする。
(別に天日の工程は飛ばしても良し)
そしたら、イタドリの新茶の出来上がり。

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なんかいい茶器で飲もうと思って、烏龍茶用の茶器で烏龍茶的な淹れ方で飲んでみた。
ら、めちゃくちゃ美味しい!

イタドリ=酸っぱいって皆さんに聞いていたので、レモングラスとか酸い系のお茶になるのかな〜と思ったら、梨山烏龍茶みたいな感じ。ていうか、茶器がそうだから??
まろやかで、ふんわり甘い芳香のある、やさしいお茶。ちょっとパイナップルみたいな雰囲気の香り。

一煎目は薄めで飲んで香りを楽しんでみた。
二煎目、少し長く蒸らしてぬるめで飲んでみたら、まあ、なんと美味い事か!!!
ビックリ〜〜。

私は実はカフェインにめっぽう弱い。
台湾茶が大好きでたまらないのに、カフェインを飲むと心臓がバクバクする。
煎茶もカフェインが高め(玉露よりマシやけど)なので、バクバク覚悟で作ってみた。
あまりバクバクしなーい。イタドリだから??
全然平気だ。
これはハマりそう!!明日も新芽取り行くぞー。

イタドリは「痛み取り」でイタドリなんだそうで、昔は民間薬として切り傷や擦り傷に生葉を揉んで刷り込んだら血が止まり、痛いのが取れるそうだ。山などで虫に刺された場合も生葉を刷り込むといいらしい。

春の草なのでもちろんデトックス要素満載なのだが、利尿とかお通じとか通経作用があるらしい。
血糖値を下げたりだとか。ま、根の生薬部分の話やけど。
新芽を煎じて飲むとリウマチや解熱にいいって書いてあったけど。
新芽ではない葉は乾燥させてドライハーブにして、ハーブティとかお風呂用にしようと思う。
「種々の難治性皮膚疾患、特にアトピー性皮膚炎に有効な剤云々→タラヨウ葉抽出物及びイタドリ葉抽出物、褐藻類抽出物・・・」と発見!(某所よりコピペ)
イタドリ葉抽出物な。ちょっと抽出してみようっと。まずは乾燥、乾燥。
by mandalaxsuper | 2014-05-25 19:14 | 美容/ナチュラルコスメ